日本代表のヴァイッド・ハリルホジッチ監督【写真:Getty Images】
日本代表のヴァイッド・ハリルホジッチ監督は10日、親善試合のオマーン戦に向けた前日会見に出席し、試合への展望を語った。
オマーン戦は、15日に行われるロシアワールドカップアジア最終予選でグループ首位に立つサウジアラビア代表との大一番に向けた重要なテストマッチとなるが、ハリルホジッチ監督はオマーン戦でサウジアラビアのお株を奪うようなプレーも必要であると語っている。
「相手(サウジアラビア)はファウルを誘って来る。その罠に引っかからないように。我々のちょっとのミスできつくなっている。集中とハードワークを要求している。オーストラリアもサウジアラビアも50%はFKから取っている。だが我々はない。それをどう伸ばすか。我々もFK、ペナルティを誘いにいかなければいけないのではないか」
ハリルホジッチ監督がメンバー発表会見で「彼らはPKを誘うスペシャリスト」と述べたように、サウジアラビア代表は最終予選の序盤2試合で3つのPKを取って連勝している。対する日本代表はホームでのUAE戦とアウェイでのオーストラリア戦でPKを取られている。
「公式戦では展開で失点をしていない。これは本当に素晴らしい。チームは素晴らしくオーガナイズされている。しかし4失点はセットプレー。これは簡単に防げたかなと思う」と話すように、セットプレーからの失点が増えている日本代表。
勝利すればオーストラリアの試合結果次第でグループ首位に立つ可能性もあるが、指揮官は攻守に渡ってセットプレーが重要と考えているようだ。
(取材:河治良幸、文・構成:編集部)
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