フェルナンド・サントス監督とクリスティアーノ・ロナウド【写真:Getty Images】
レアル・マドリーのポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドは、今年の年間最優秀監督として、ポルトガル代表のフェルナンド・サントス監督に投票することを考えているようだ。9日付のスペイン紙『マルカ』が伝えている。
国際サッカー連盟(FIFA)は、今年から新設される「FIFAザ・ベスト・アウォーズ」の年間最優秀監督賞男子部門の候補10名を今月2日に発表した。受賞者は投票により決定され、50%は各国代表チームの監督およびキャプテンの投票、残り50%はメディア代表による投票や、ファンによるオンライン投票が反映されることになる。
C・ロナウドは、ポルトガル代表のキャプテンとして投票権を有している。今年はクラブでジネディーヌ・ジダン監督とともにチャンピオンズリーグ優勝を成し遂げ、代表チームではフェルナンド・サントス監督とともにEURO2016を制したが、後者に1票を投じるつもりだという。
「もちろん2人は僕の監督で、どちらも印象的な仕事をしていた」とC・ロナウドはジダン監督とサントス監督を称賛。だが投票に関しては、「難しい」選択だとしながらも、「僕の意見としては、ポルトガル代表でEUROに優勝することの方がはるかに難しいと思う。歴史上一度も勝ち取れていなかったものだからね」と述べ、サントス監督への投票の意志を明かした。
サントス監督に投票するのは、両監督との「関係に基づいたものではない」ともC・ロナウドはコメント。ジダン監督も含め、両者と素晴らしい関係にあることを強調している。
C・ロナウド自身も「FIFAザ・ベスト・アウォーズ」の最優秀選手賞にノミネートされており、有力な受賞候補の一人とみられている。ともにタイトルを獲得した監督とのダブル受賞は達成できるだろうか。
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