プロレスラーに転身したティム・ヴィーゼ【写真:Getty Images】
サッカー選手からプロレスラーへと転身した34歳の元ドイツ代表GKティム・ヴィーゼが、地域リーグに相当する下部リーグのSSVディリンゲンに加入することになった。9日に英メディア『ESPN FC』が報じている。
同メディアによると、バイエルン州のサッカー協会がヴィーゼに対してプレイングライセンスを発行したとのこと。
ディリンゲンの会長は「我々は長い友人の付き合いだ。彼は戦いの後、ホテルのバーまで来てライセンス契約を結んでくれた。アマチュアサッカーにとって良いことだよ」と語っている。
続けて「彼がここで練習に参加しないのは明らかだ。我々のために尽くしてくれたら大丈夫。PRやチームのモチベーションなど、何か間に入ってくれれば良いね」とコメントし、戦力としてだけでなく別の意図があることを示唆した。
ヴィーゼは過去にカイザースラウテルンやブレーメンで守護神として活躍。2008年から12年にかけてドイツ代表にも選出され6試合に出場した。2012年に加入したホッフェンハイムで出場機会を失い、2014年1月に退団したあと、同年9月に現役引退を表明していた。
その後プロレスラーに転身。今年6月にWWEからのオファーを受け入れ契約を結んでいる。そして現地時間3日には、目標としていた欧州ツアーの試合で出場を果たした。
WWEで「ザ・マシーン」というニックネームで呼ばれることになったヴィーゼは、ミュンヘンで開催されたタッグチーム戦でリングに上がり、見事デビュー戦で勝利を収めている。
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