香港代表と台湾代表の選手たち【写真:CTFA】
男子EAFF E-1 Football Championship 2017予選第2ラウンドの第2戦が9日に行われ、香港代表が台湾代表に4-2で勝利した。
モンコックスタジアムはキム・パンゴン監督に率いられたチームへの声援で満たされており、台湾代表は香港代表の攻撃を避けられなかった。試合序盤、両サイドから隅々まで愉快なフットボールが展開された。
香港のFWアレックス・アカンデがスコアシートに名を刻んだ21分、均衡が破られる。先制ゴールはロベルト・アフォンソ・ジュニオールのパスを起点に、アンソニー・マッキーが仕掛け、最後はアカンデが至近距離からゴールを決めた。
香港のアカンデやゴッドフレッド・カリカリが前線からプレッシャーをかけ続けるが、台湾はゴール前に多くの選手を固めてカウンターを狙う。
後半開始からわずか3分、ついにアカンデが2点目を奪う。狙い澄ました右足シュートはゴール右上隅に突き刺さった。その先では興奮したホームサポーターが“ポズナン”(ピッチに背中を向けて肩を組み一斉にジャンプするセレブレーション)を披露していた。
しかし、台湾もまだタオルを投げ込む(降参する)つもりはない。62分、チェン・ポリャンがウェン・チーハオのコーナーキックに頭で合わせて点差を半分に縮め、反撃ののろしを上げる。
逆転する可能性への楽観は、アカンデがわずか40秒間で1つだけでなく2つもゴールを奪うまで、ちょうど8分間で終わってしまった。1つ目のゴールはコーナーキックから、2つ目はシュ・デシャイのカウンターアタックから、どちらも遠いサイドからのアシストによって生まれた。
台湾のチェン・チャオがペナルティエリアの角から放った美しいシュートで4-2となったが、最終結果に疑いの余地はなかった。ホスト国の香港は12日に北朝鮮と対戦し、勝てば来年日本で開催される男子EAFF E-1 Football Championship 2017本戦出場権を獲得する。
【了】