ルーカス・ビグリア【写真:Getty Images】
インテルは現地時間8日、ステファノ・ピオリ監督の招聘を発表した。クラブは新指揮官の要望に応え、ラツィオからMFルーカス・ビグリアを獲得するかもしれない。9日付の伊紙『トゥットスポルト』が伝えた。
ビグリアは昨シーズン終盤までラツィオでピオリ監督の指導を受けていたアルゼンチン代表MF。インテル新監督が自身のサッカーをよく知る選手を欲しがっていても不思議ではない。
ラツィオは主力のビグリアを放出したくないはずだ。しかし、同紙は以前に比べると放出があり得ないわけではないとしている。2018年6月までの契約となっている同選手は、契約延長の交渉をクラブと始めている。現在の年俸は140万ユーロ(約1億5千万円)。選手の希望はこの2倍程度額だと言われているが、ラツィオは難色を示しているそうだ。
ラツィオとしてもフリーでビッグネームを手放すことは避けたい。そこで、インテルの経営権を持つ蘇寧グループが、新監督にビグリアを“プレゼント”するという。
これに伴い、早くもジョフレー・コンドグビアやフェリペ・メロにインテル退団の噂が出ている。だが、ピオリ監督は現有戦力でウィンターブレークまでセリエAだけでも6試合を戦わなければいけない。クリスマスまでの結果次第で、プレゼントは豪華にも質素にもなるのではないだろうか。
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