チェルシーのMFセスク・ファブレガスに対し、ウェスト・ハムが関心を示しているという。英メディア『ロンドン・イブニング・スタンダード』が伝えた。

　ウェスト・ハムは現在、主力流出の危機に瀕している様子だ。MFディミトリ・パイエがチームの不振に不満を持っているようで、1月移籍の可能性を否定しなかった。

　パイエは「自分にとっては、常にスポーツ面のプロジェクトが重要だ」と、フランスのテレビで話している。そこで、ウェスト・ハムは補強で野心を示すことにしたのかもしれない。

　現在、セスクはチェルシーでベンチ要員だ。アントニオ・コンテ監督のもとで出場機会は少なく、チェルシーにとって同選手に対する週給16万ポンド（約2000万円）の給料は削りたい費用となっている。そのため、レンタルで手放すのであれば、給料を一部負担しても構わないというスタンスのようだ。

　そういったセスクには多くのクラブが関心を示している模様だが、高額年俸はネックになる。また、選手本人がロンドンから離れることを嫌っているとも言われているため、ウェスト・ハムが争奪戦で優位に立つ可能性はあるだろう。

　ウェスト・ハムは、セスク以外にもチェルシーからDFブラニスラフ・イバノビッチも獲得したいと考えているようで、2つのクラブはこれから交渉を重ねることになるかもしれない。

【了】