本田圭佑【写真:Getty Images】
ミランで出場機会に苦しむ本田圭佑は、冬の移籍市場でイタリアを離れることになるかもしれない。
伊『カルチョメルカートウェブ』は7日、ミランが本田の移籍金を200万ユーロ(約2億3000万円)に設定し売却を検討していると伝えた。
本田は来年夏にミランとの契約が切れるため、今冬が移籍金を取って放出できる最後のタイミングになる。イングランドやスペインのクラブが獲得に興味を示しているという。
セリエAで3位につける好調のミランの右ウィングはスペイン人のスソが絶対的な地位を築いており、本田はベンチに追いやられている。セントラルMFでも若手のマリオ・パシャリッチの存在感が徐々に大きくなりつつあり、新加入のマティアス・フェルナンデスも戦列に復帰するなど激しいポジション争いが繰り広げられている。
背番号10の本田は完全に居場所を失った。今季はリーグ戦3試合の出場にとどまり、先発したのはたったの1試合。限られた出番でも低調ぶりが目立ちヴィンチェンツォ・モンテッラ監督になかなかアピールできていない。売却益を得たいクラブの意向もあり、ミラン退団が現実味を帯びてきている。
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