齋藤学【写真:Getty Images】
日本代表は7日、キリンチャレンジ杯のオマーン戦(11日)、ロシアW杯アジア最終予選のサウジアラビア戦(15日)に向け、茨城県内で練習を行った。
10月シリーズに引き続き、代表に招集された齋藤学。前回のイラク戦とオーストラリア戦は出場機会がなかった。Jリーグだけでなくハリルジャパンでの活躍も期待される中、「オマーン戦も大事な試合だと思っている。そこでのアピールが次に繋がる」とまずは前哨戦で存在感を示したいと意気込む。
メンバーに選出されながらピッチに立つことができない。それは「信頼を得られていないということで、力不足だと思う」と話す。そして「そこを解消できるように信頼を得なきゃいけない。その悔しさを出た時に存分に発揮できれば」と意欲を見せた。
ヴァイッド・ハリルホジッチ監督は国内組に対して厳しい発言が多い。横浜F・マリノスでプレーする齋藤は「Jリーガーでもやれるんだ、というのを見せなきゃいけない」と述べる。
「マリノスでの役割とここでの仕事が違うというのは軽く話した」そうで、クラブでは「幅を取る」役目があるが、「それよりも少し中に入ってということを一瞬だけ言われた」と明かす。とはいえ、齋藤の持ち味といえば単騎での突破だ。
「自分が入るということは仕掛けるところしかないと思うので、そこは意識したい」
所属クラブで傑出したパフォーマンスを見せるアタッカーは、今回こそ出番を得られるだろうか。
(取材:元川悦子、文・構成:編集部)
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