モリソンのゴールを称えるウェストブロムウィッチの選手たち【写真:Getty Images】
【レスター 1-2 ウェストブロムウィッチ プレミアリーグ第11節】
プレミアリーグ第11節が現地時間6日に行われ、レスター・シティはホームでウェストブロムウィッチと対戦した。
レスターの岡崎は先発出場し、スリマニと2トップを組む。ヴァーディーはベンチスタートとなった。また、右手を骨折したGKシュマイケルの代わりにツィーラーがゴールマウスを託されている。
試合は序盤からウェストブロムウィッチのペースで進む。レスターは開始3分でビッグチャンスを作られたほか、終始守備に追われてリズムを掴めず、前半はシュート0本で終わった。
後半開始からレスターのラニエリ監督が動く。守備に奔走して存在感を放っていた岡崎に代えてヴァーディーをピッチに送り出す。しかし先制したのはウェストブロムウィッチだった。
52分、中盤の高い位置でボールを奪ったウェストブロムウィッチはシンプルに右サイドへ展開する。そしてフィリップスがゴール前へクロスを送り、最後は詰めていたモリソンがヘディングでネットを揺らした。
しかしレスターも食い下がる。55分、右サイドでボールを持ったマハレズが左足でクロスを上げると、ファーサイドでフリーになっていたスリマニがヘディングで同点ゴール。この試合最初のシュートを得点につなげる高い決定力を見せつけた。
同点になってからはこう着状態が続いていたが、ひとつのミスが試合を動かす。72分、レスターのドリンクウォーターの中途半端なバックパスが自陣でフィリップスに攫われ、そのままGKまでかわされて失点。ウェストブロムウィッチが勝ち越しゴールを挙げた。
何が何でも同点ゴールが欲しいレスターは、87分に最後の交代枠を使ってDFのフートを下げ、FWのウジョアを投入。前線にさらなる高さを加える。そこに同じく途中出場のグレイが左サイドからクロスを上げるシンプルな形でゴールを狙う。
最後まで攻め続けたレスターだったが、焦りからか空回りする様子も見られ1点が遠く公式戦3試合連続勝利なしとなった。ウェストブロムウィッチはリーグ戦6試合ぶりの勝利を挙げている。
【得点者】
52分 モリソン(ウェストブロムウィッチ)
55分 スリマニ(レスター)
72分 フィリップス(ウェストブロムウィッチ)
【了】