グアムを下した香港代表【写真:Football Channel Taiwan】
EAFF E-1 Football Championship 2017予選第2ラウンドの試合が6日夜に行われ、ホーム・旺角大球場のファンから熱狂的な応援を受けた香港代表がグアム代表の追い上げを振り切って3-2で勝利を収めた。
開始わずか2分で香港のFWアレックスが先制ゴールに迫り、グアムのGKダグラス・ヘリックを脅かすシュートを放つ。両選手はこの試合を通して何度か攻防を繰り広げることになった。
前半19分にはナイジェリア出身のアレックスがついにスコアを動かすことに成功。グアムのDFのマークを巧みに逃れ、ゴール前から釣り出されていたヘリックの頭上を抜くヘディングを決めた。
その3分後にはアレックスがアシスト役に周り、チームの2点目をお膳立て。フリーになっていたサンドロがクロスを受け、見事なボレーシュートを叩き込んで2-0とした。
グアムは攻撃に転じることができていなかったが、後半には反撃への準備を整えてドレッシングルームからピッチへ戻ってくる。フリーキックからのトリックプレーで香港を惑わそうとしたが、これは効果が表れなかった。
香港はPKを得たチャンスの場面でサンドロが左ポストに当ててしまったが、その後すぐにアレックスにこの試合2点目のゴールが生まれる。66分に香港が再び獲得したPKを成功させてスコアは3-0。香港と前回対戦した親善試合では0-1で敗れていたグアムだが、3点差となって反撃の望みは絶たれたかに見えた。
だが、最後の15分間にはグアムが追い上げを見せる。76分にはキャプテンのジェイソン・カンリフが至近距離からのヘディングでゴール。その5分後にはシェーン・マルコムによるゴールをアシストして1点差とした。
香港は交代出場のジェイムズ・マッキーが相手を脅かす動きを見せたが、4分間のアディショナルタイムも含めたその後の時間にはゴールは生まれず。そのまま3-2の勝利を収めたキム・パンゴン監督のチームは勝ち点3で北朝鮮と並び、得失点差で2位となっている。北朝鮮は午後に行われた試合で台湾に2-0の勝利を収めていた。
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