現地時間5日に行われたプレミアリーグ第11節の試合で、サンダーランドはアウェイでボーンマスと対戦し、2-1で勝利を収めた。11試合目にして待望の今シーズン初勝利を手にしている。

　元マンチェスター・ユナイテッド指揮官のデイビッド・モイーズ監督が指揮を執るサンダーランドは、前節終了時点で10試合を戦い2分け8敗。勝ち点わずか2、得失点差マイナス13という成績は、プレミアリーグにおける10試合終了時点での歴代最低成績を更新するものとなった。

　ボーンマス戦でも早々と先制を許したが、前半のうちに同点。後半には退場者を出す苦しい展開ながらも、元イングランド代表のベテランFWジャーメイン・デフォーがPKで逆転のゴールを奪い、2-1でようやく白星を手にすることに成功した。

　だがチームが初勝利を挙げる一方で、プレミアリーグで“最も勝てない男“の不名誉な記録は継続している。2014年夏にサンダーランドに加入して以来先発した33試合に全て勝てず、プレミアリーグにおける最長記録を更新し続けているMFジャック・ロドウェルは、ボーンマス戦ではベンチにも入っていなかった。

　勝ち点を5位に伸ばしたサンダーランドだが、同じく勝ち点5の19位スウォンジー・シティが6日のユナイテッド戦に大敗しない限りは今節で最下位を脱出することはできない。残留に向けた状況が苦しいことに変わりはないが、初勝利で得た自信を今後の結果に繋げていきたいところだ。

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