アーセナルのアーセン・ヴェンゲル監督は、MFメスト・エジルはクラブの”レジェンド”になることができると期待し、そのために今後10年はアーセナルでのプレーを続けてほしいと語っている。5日付の英メディア『スカイ・スポーツ』などが伝えた。

　現在28歳のエジルは、2013年にレアル・マドリーからアーセナルに加入して4シーズン目。持ち味のアシストだけでなく、今季は自らチームを勝利に導くゴールを決める場面も多く、さらに活躍度を増している。

　ヴェンゲル監督は、エジルがかつてアーセナルの中心選手として活躍した元オランダ代表FWデニス・ベルカンプ氏に並ぶほどの存在になることも可能だと考えているようだ。だがそのためには、今後も長くアーセナルでプレーを続けていくことが必要だと述べた。

「クラブのレジェンドになるためには、長く居続けることが必要だ。2年間でデニス・ベルカンプのようなレジェンドになることはできないだろう」とヴェンゲル監督。37歳で引退するまでアーセナルでのプレーを続けたベルカンプ氏のように、「エジルにもあと10年プレーしてほしいと思う」と期待を口にしている。

　今季のエジルの活躍については、「28歳という年齢で、より成熟していると思う。ここに来た時にはプレーすることに集中していたが、今はより効率性に集中している」と分析。自らゴールを奪うため裏へ走り込むプレーが増えたことが最大の変化だと語っている。

　プレミアリーグで首位マンチェスター・シティと勝ち点で並び2位につけているアーセナルは、6日に宿敵トッテナムとのノース・ロンドン・ダービーに臨む。好調のエジルはこの大一番でも輝きを放つことができるだろうか。

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