圧倒的数字を残すホームにバルサを迎えるセビージャ。清武の出番は訪れるか?
リーガエスパニョーラ第11節で最大の注目カードとなる、セビージャ(4位)vsバルセロナ(2位)。
前節アウェイのヒホン戦をドローで終え、2位から4位へと転落したセビージャ。試合結果同様に、絶好調のMFサミル・ナスリを負傷で失うという痛い結果に終わってしまった。強敵バルセロナを迎える今節は、3強に引き離されないためにも生き残りを賭けた一戦となる。
この試合では、今週水曜日に行われたCLのディナモ・ザグレブ戦で、リーガ第4節のエイバル戦(9月17日)以来となる久々の公式戦出場を果たした清武弘嗣の出場に注目したい。
司令塔ナスリの負傷離脱により、D・ザグレブ戦ではスタメン出場の期待もあったが、ホルヘ・サンパオリ監督のチョイスはブラジル人MFのガンソとなったことで、清武の現時点での序列が浮き彫りにされた。
試合後の会見で、サンパオリ監督は清武について、日本代表での移動によるコンディションの低下について言及したが、同時にそのクオリティを評価するコメントも残している。
D・ザグレブ戦ではガンソも軽傷だが負傷しており、状態次第では清武にチャンスは巡ってきそうだ。バルセロナ戦後には、懸念される代表ウィークとなり、再びハードなコンディション作りが強いられるであろうだけに、この機会に十分にアピールしておきたいところだ。チーム同様に、清武自身にとっても大きな戦いとなりそうである。
一方のバルセロナは2位につけているとはいえ、決して状態は盤石とはいえない。DFジェラール・ピケ、MFアンドレス・イニエスタら多くの選手を故障で欠き、この数試合はカンテラ(下部組織)の選手をベンチ入りさせなければいけないという状況だ。
特にディフェンス面に不安を残すが、それでも、“MSN”(リオネル・メッシ、ルイス・スアレス、ネイマール)が好調なだけに、いい形で彼らにボールを供給したい。
セビージャにとって、今季7戦全勝と圧倒的な数字を誇るホーム、サンチェス・ピスファンで戦えるのは大きなポジティブ要因だ。攻撃的なチーム同士による打ち合いが見られるか。キックオフは11月6日(日)28:45(現地11月5日20:45)だ。