元ドイツ代表GKのティム・ヴィーゼ【写真:Getty Images】
サッカー選手からプロレスラーへと転身した元ドイツ代表GKのティム・ヴィーゼが、ついに夢を実現させた。アメリカのプロレス団体WWEのレスラーとしてのデビュー戦を勝利で飾ったことを、4日付の英メディア『BBC』などが伝えている。
現在34歳のヴィーゼは、カイザースラウテルンやブレーメンで守護神として活躍。2008年から12年にかけてドイツ代表にも選出され6試合に出場した。2012年に加入したホッフェンハイムで出場機会を失い、2014年1月に退団したあと、同年9月に現役引退を表明した。
ボディビルディングを趣味とし、GKとはいえ引退時点で体重115kgというサッカー選手離れした肉体を誇っていたヴィーゼは、その後プロレスラーへの転向を目指してトレーニングを開始。今年6月にはWWEからのオファーを受け入れ、契約を結んだことが明らかになっていた。
そして現地時間3日には、目標としていた欧州ツアーの試合に出場を果たした。WWEで「ザ・マシーン」というニックネームで呼ばれることになったヴィーゼは、ミュンヘンで開催されたタッグチーム戦でリングに上がり、見事デビュー戦に勝利を収めたとのことだ。
デビューに先立ちヴィーゼは、「これはチャンピオンズリーグなんだ。WWEはレスリングで最大の舞台だ」と意欲を口にしていた。サッカー界での活躍に続いて、これからレスラーとしても輝かしいキャリアを歩んでいくことが期待される。
【了】