フォレスト・グリーンの現本拠地【写真:Getty Images】
イングランドの5部にあたるナショナル・リーグ所属のフォレスト・グリーン・ローバーズが、現地時間3日に前代未聞のスタジアム建設案を発表した。世界的にも例のない、”木造”のスタジアムを建設する予定だという。
フォレスト・グリーンは新スタジアムの建設を目指し、7ヶ月前から国際コンペを行って建設案を募っていた。最終的に選ばれたのは、5000人収容のスタジアムを木材で建設するという異例のデザイン案だった。
採用されたデザインを作成したザハ・ハディド・アーキテクツは、2012年ロンドン五輪で用いられた水泳施設のアクアティクス・センターや、2022年カタールW杯の会場となるスタジアムなどをデザインした企業だという。建設費用は、周辺地域の「エコ・パーク」開発も含め1億ポンド(約129億円)以上が見込まれるとのことだ。
クラブのデール・ビンス会長は、「このスタジアムの何より特筆すべき点は、ほぼ全て木材で建設されるということだ。世界のどこにも例のない、初めてのこととなる。天然起源の素材というだけでなく、非常に炭素含有量が低いということも重要だ」と述べ、新本拠地が自然に優しいスタジアムとなることを強調している。
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