日本代表のヴァイッド・ハリルホジッチ監督【写真:Getty Images】
日本サッカー協会(JFA)は4日、親善試合のオマーン戦およびロシアワールドカップアジア最終予選のサウジアラビア戦(ともにホーム)に向けた日本代表メンバーを発表した。
ヴァイッド・ハリルホジッチ監督は25名を招集。サウジアラビア戦は公式戦であるため、この中からベンチ入りできるメンバーは23名となる。
ルヴァンカップのニューヒーロー賞に選ばれた20歳の井手口陽介はA代表初招集となった。
スイスのヤングボーイズで今季公式戦23試合11得点を記録している久保裕也は、2012年2月以来4年9ヶ月ぶりの招集となった。当時は出場機会がなく、今回の試合で出場すればA代表デビューとなる。
ケルンで好調を維持し、ドイツ国内で高い評価を受けている大迫勇也は2015年6月以来1年5ヶ月ぶりの代表復帰を果たした。
ハリルホジッチ監督は前回の代表発表会見で「大迫は興味深い選手。今の状態を続ければ代表に入るチャンスはある」と復帰を示唆していた。
なお、J2のクラブに所属する山口蛍は、11月12日に行われる第41節の試合に出場することはできない。所属のセレッソ大阪はJ1昇格争いの渦中にある。
招集されたメンバーは以下の通り。
▼GK
西川周作(浦和レッズ)
川島永嗣(FCメス/フランス)
東口順昭(ガンバ大阪)
▼DF
酒井宏樹(マルセイユ/フランス)
酒井高徳(ハンブルガーSV/ドイツ)
長友佑都(インテル/イタリア)
槙野智章(浦和レッズ)
吉田麻也(サウサンプトン/イングランド)
森重真人(FC東京)
丸山祐市(FC東京)
植田直通(鹿島アントラーズ)
▼MF
長谷部誠(フランクフルト/ドイツ)
山口蛍(セレッソ大阪)
井手口陽介(ガンバ大阪) ※
永木亮太(鹿島アントラーズ)
香川真司(ドルトムント/ドイツ)
清武弘嗣(セビージャ/スペイン)
小林祐希(ヘーレンフェーン/オランダ)
▼FW
本田圭佑(ミラン/イタリア)
浅野拓磨(シュツットガルト/ドイツ)
原口元気(ヘルタ・ベルリン/ドイツ)
齋藤学(横浜F・マリノス)
大迫勇也(ケルン/ドイツ)
岡崎慎司(レスター・シティ/イングランド)
久保裕也(ヤングボーイズ/スイス)
※は本メンバー初招集
FIFAランク51位の日本代表は、15日に埼玉スタジアムでグループ首位のサウジアラビア代表(FIFAランク54位)と対戦する。勝利すれば、2位オーストラリア代表の結果次第で首位浮上の可能性もあるが、もし敗れることがあればワールドカップ出場が大きく遠のくことにもなる一戦だ。
11日にカシマスタジアムで開催されるオマーン代表との親善試合は、大一番に向けて重要なテストマッチになりそうだ。
【グループB 順位表】
1.サウジアラビア(10)
2.オーストラリア(8)
3.日本(7)
4.UAE(6)
5.イラク(3)
6.タイ(0)
※()内は4試合終了時点の勝ち点
※上位2チームがワールドカップ出場権を獲得。3位チームはアジアプレーオフに回る。
【了】