ウェスト・ハム所属の元イングランド代表FWアンディ・キャロルは、練習帰りに銃を突きつけられるという命の危機を味わったようだ。2日付の英紙『デイリー・メール』が伝えている。

　報道によれば、事件が起こったのは現地時間2日の昼頃。キャロルは練習を終えて愛車のメルセデスで帰宅しようとしていた際に、バイクに乗った2人の男たちに銃を向けられ、車を停めるよう命令されたのだという。強盗目的だったとみられる相手を振り切ったキャロルは再び練習場へと車を戻して事なきを得たようだ。

　キャロルを狙った男たちは特定されておらず、警察が捜査を行っているとのことだ。クラブは「11月2日に我々の選手の1人を標的とした事件が発生した。警察が現在対処している」と声明を出したと報じられている。

　かつてはイギリス人史上最高額の移籍金でリバプールに加入し、大きな期待をかけられていたキャロルだが、その後は負傷に苦しむキャリアを歩んできた。昨シーズンはアーセナル戦でハットトリックを記録するなど復活の気配も見せたが、今季はプレミアリーグ開幕戦に出場したあとヨーロッパリーグ予選で膝を負傷し、今週ようやく練習を再開したところだと伝えられている。

【了】