トッテナムがCLで使用するウェンブリー【写真:Getty Images】
チャンピオンズリーグ(CL)グループステージ第4節が現地時間2日に行われ、トッテナムはホームでレバークーゼンと対戦して0-1の敗戦に終わった。今季CLの”本拠地”として使用しているウェンブリー・スタジアムでは、トッテナムは5連敗となる。
本来の本拠地であるホワイト・ハート・レーンの工事による影響で、トッテナムは今季のCLのホームゲームを”サッカーの聖地”と呼ばれるロンドンのウェンブリーで開催することを決定。だが第1節モナコ戦に1-2で敗れたのに続いて、レバークーゼンにも敗れてホームで2戦2敗となった。
通常はイングランド代表の試合を除けば国内カップの決勝などで使用されるウェンブリーだが、トッテナムはこの会場で長らく勝利を味わうことができていない。2009/10シーズンのFAカップ準決勝ポーツマス戦(0-2)、2011/12シーズンのFAカップ準決勝チェルシー戦(1-5)、2014/15シーズンのリーグ・カップ決勝チェルシー戦(0-2)に続き、今季のCLの2試合でウェンブリー5連敗となった。
慣れない環境がチームの結果に影響している可能性もあるが、一方で集客面では大きな成功を収めることに成功している。レバークーゼン戦の入場者数は8万5512人で、英メディア『BBC』などによればトッテナムだけでなくイングランドのクラブのホームゲーム史上最高観客数を更新したとのことだ。
マウリシオ・ポチェッティーノ監督は、ウェンブリーで戦うことが悪影響をもたらしているとの見方を否定し、結果が出ない原因はチーム自体にあると主張していた。次回のCLの”ホーム”ゲームはグループ最終節のCSKAモスクワ戦となるが、ウェンブリーでの連敗を止めるとともに、逆転での決勝トーナメント進出を勝ち取ることができるだろうか。
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