国際サッカー連盟（FIFA）は3日、今年から新設される「FIFAザ・ベスト・アウォーズ」の年間最優秀女子選手賞候補者10人を発表した。

　この1年間で最も印象的な活躍を見せた選手に贈られる賞に、なでしこジャパンの熊谷紗希がノミネートされた。

　フランス1部リヨンに所属する同選手は国内リーグ＆カップ優勝と女子欧州チャンピオンズリーグ制覇に貢献し、クラブで三冠を達成した。なでしこジャパンはリオデジャネイロ五輪出場を逃したが、個人として世界で高い評価を受けている。DFは10人の候補の中で熊谷だけだ。

　他にはリオデジャネイロ五輪で金メダルを獲得したドイツ女子代表からメラニー・ベーリンジャー、サラ・デブリッツ、ジェニファー・マロジャンの3人が選ばれた。アメリカ女子代表のカーリ・ロイドやブラジル女子代表の大黒柱マルタなども候補に入っている。

　FIFAザ・ベスト・アウォーズ最優秀女子選手賞の候補10人は以下の通り（カッコ内は国籍／所属クラブ）。

カミーユ・アビリー（フランス代表／リヨン）
メラニー・ベーリンジャー（ドイツ代表／バイエルン・ミュンヘン・フラウエン）
サラ・デブリッツ（ドイツ代表／バイエルン・ミュンヘン・フラウエン）
アマンディーン・アンリ（フランス代表／ポートランド・ソーンズ）
熊谷紗希（日本代表／リヨン）
カーリ・ロイド（アメリカ代表／ヒューストン・ダッシュ）
ジェニファー・マロジャン（ドイツ代表／1.FFCフランクフルト→リヨン）
マルタ（ブラジル代表／FCローゼンガード）
ロッタ・シェリン（スウェーデン代表／リヨン→FCローゼンガード）
クリスティーン・シンクレア（カナダ代表／ポートランド・ソーンズ）

【了】