アーセナルのFWアレクシス・サンチェス【写真:Getty Images】
アーセナルに所属するチリ代表FWアレクシス・サンチェスが、脱税疑惑で起訴されているようだ。2日付のスペイン紙『エル・ペリオディコ』が報じている。
同紙によると、当時バルセロナに所属していたサンチェスは、2012年から2013年にかけて自身の肖像権で得た収入に関して93万8443ユーロ(約1億円)の税金を支払わなかった疑いがあるという。
サンチェスは、所得税の支払いを逃れるためにマルタに拠点を置く「ヌミディア・トレーディング」と呼ばれるオフショア会社に自身の肖像権を譲渡したように見せかけ、その後に同会社から当初得る予定だった自身の肖像権による収入の99%を受け取っていたとして検事に起訴されているようだ。
これによりサンチェスは、バルセロナに関係する選手としてスペイン当局から脱税容疑で起訴された5人目の選手になった。以前にはFWリオネル・メッシ、MFハビエル・マスチェラーノ、元バルセロナのFWサミュエル・エトー(現アンタルヤスポル)、元バルセロナのDFアドリアーノ・コレイア(現ベジクタシュ)の4名に脱税容疑がかけられており、メッシとマスチェラーノには有罪判決が下されている。
この容疑が真実だとすると、サンチェスはメッシやマスチェラーノのような実刑判決や罰金を受ける可能性があると報じられている。
【了】