11ヶ月間の出場停止処分を下されたノルウェー代表MFオレ・セルネス【写真:Getty Images】
フランス・リーグアンのサンテティエンヌに所属する22歳のMFオレ・セルネスが、審判に侮辱を浴びせたとして国際サッカー連盟(FIFA)から11ヶ月間の出場停止処分を下された。1日、仏紙『レキップ』を含む複数メディアが報じている。
ノルウェー代表のセルネスは、現地時間10月8日に行われた2018年ロシアW杯欧州予選のアゼルバイジャン代表戦後、ドレッシングルームへと繋がるトンネルの中で審判団の1人に向かって強烈な侮辱的表現を浴びせたという。その言葉があまりにも痛烈で深刻な侮辱だったとして、FIFAは同選手に対して11ヶ月間の代表戦の出場停止処分と約5000ユーロ(約57万円)の罰金処分を下す決断に至ったとされている。
この処分にセルネスは落胆しているようだ。同選手は「試合後の僕の発言を謝罪する。失言だった。その一方で、不適切だと思えるこの処分に完全には納得できない」と自身の発言を謝罪した上で、この処分の不当性を訴えた。
グループCのノルウェー代表は、3試合を終えて1勝2敗で4位に沈んでおり予選突破に向けて難しい状況にある。この処分により同代表は、ロシアW杯欧州予選のチェコ代表との2試合、そして北アイルランド代表戦とアゼルバイジャン代表戦の合計4試合をセルネス抜きで戦わなくてはならなくなった。
現時点でこの件に関してノルウェーサッカー協会は介入していないが、近々この処分に対して異議申し立てを行う可能性があると報じられている。
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