アトレティコ・マドリーのディエゴ・シメオネ監督【写真:Getty Images】
ディエゴ・シメオネ監督率いるアトレティコ・マドリーは、リーグ戦同様にチャンピオンズリーグ(CL)でもホームゲームで圧倒的な強さを誇っている。31日、スペイン紙『アス』が報じている。
2012年1月にアトレティコの監督に就任して以来、シメオネ監督のCL挑戦は今季で4度目となる。そのうち2度の準優勝と、1度のベスト8と輝かしい戦績を誇っている。中でもビセンテ・カルデロンでのホームゲームは18試合中、14勝3分1敗と無類の強さを誇っている。
シメオネ・アトレティコのCL初挑戦となった2013/14シーズンは、ホーム6試合で5勝1分。唯一のドローは準決勝のチェルシー戦である。そして、バルセロナ、ミラン、ベンフィカ、ゼニト、オーストリア・ウィーンの5チームがこの地で軍門に下った。
翌2014/15シーズンでは5試合で4勝1分。1つの引き分けは準々決勝のレアル・マドリー戦。4勝の相手はユベントス、マルメ、オリンピアコス、レバークーゼンとなっている。
そして昨シーズンは6試合で4勝1分1敗を記録。グループリーグのベンフィカ戦で唯一の敗戦を経験したが、バルセロナ、バイエルン・ミュンヘンのメガクラブを見事に下ろしている。今季もすでにバイエルンを破っており、この水曜日にPSVをホームに迎え撃つ。
そして勝率同様に驚くべきは、この18試合でアトレティコ36ゴール、アウェイチームはわずか4ゴールという数字である。欧州のメガクラブも難攻不落のビセンテ・カルデロン。アウェイチームはチョリスモ(シメオネ主義)が息づくこのスタジアムで何を感じるのだろうか。
【了】