ミロスラフ・クローゼが現役引退を表明【写真:Getty Images】
ドイツサッカー連盟(DFB)は1日、元同国代表FWミロスラフ・クローゼの現役引退を発表した。
クローゼは昨季限りでラツィオとの契約が満了した後はフリーになっておりついに引退を決意した。2014年ブラジルW杯優勝のほか、母国開催となった2006年のドイツW杯では得点王に輝くなど数々の功績を残している。W杯での通算16ゴールは歴代最多の記録だ。
今後はコーチとしてドイツ代表に加わることも同時に発表された。現役時代から関心のあった指導者としてのキャリアを、恩師ヨアヒム・レーヴ監督の下で歩み始める。
クローゼはDFB公式サイト上で「僕はドイツ代表でこれ以上ない成功を収めることができた。そこでの時間は素晴らしいもので、決して忘れることはできない。この数ヶ月でチームへ戻りたい、ピッチにとどまりたいという思いが強くなった」と、引退に至った経緯と今後への思いをコメントしている。
ドイツ代表で通算137試合に出場し、歴代最多の71ゴールを奪った38歳のストライカーは後進の指導に並々ならぬ意欲を見せている。A代表だけでなくユース年代の指導にも関わる予定となっており、まずは今月11日のロシアW杯予選サンマリノ戦でコーチとしてのクローゼがお披露目される。
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