ドイツ代表との契約延長にともなう記者会見に臨んだレーブ監督【写真:Getty Images】
ドイツサッカー連盟(DFB)は31日、同国代表のヨアヒム・レーブ監督との契約を2020年まで延長することを発表した。
2004年にユルゲン・クリンスマン監督のアシスタントコーチとして入閣したレーブ氏は、2006年ドイツW杯後に監督を引き継ぐと、2014年ブラジルW杯では優勝を果たした。現在就任11年目を迎え、これまでの契約は2018年のロシアW杯までだったが、次のEURO2020までドイツ代表を率いることになった。
自らの続投を全会一致で支持したDFBの幹部会を含め、ラインハルト・グリンデル会長らに感謝を述べたレーブ監督は、契約延長にあたって連盟公式サイト上で「オリバー・ビアホフやアンドレアス・ケプケ、トーマス・シュナイダー、マーカス・ゾルグといった選手たちを背後から支えるチームのメンバーにも感謝したい。我々は特大の信頼に基づいて共に仕事をしてきた」とスタッフ陣の働きも称賛した。
そして「我々は全員、ロシアW杯でブラジルでの成功を再現したいと願っている。チームや選手たちは成長し、より高いレベルへ到達しようとすることが本当の喜びである。タイトル獲得こそが我々にとっての報酬だ。現時点で我々の焦点はW杯予選をグループ首位で通過することである」と今後に向けた抱負を述べている。
ロシアW杯予選でグループCに割り振られたドイツは、3試合を終えてアゼルバイジャンや北アイルランド、ノルウェー、チェコ、サンマリノを抑え全勝でトップに立っている。このままいけば、レーブ監督が掲げた最低限の目標は無事にクリアできるだろう。
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