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「イブラだけのせいじゃない」。不発続きのストライカーを同僚MFは擁護

text by 編集部 photo by Getty Images

ズラタン・イブラヒモビッチ
マンチェスター・ユナイテッドのズラタン・イブラヒモビッチ【写真:Getty Images】

 マンチェスター・ユナイテッドのMFアンデル・エレーラは、無得点の続くチームメイトのFWズラタン・イブラヒモビッチを擁護し、これからゴールを量産してくれることを信じていると語った。30日付の英紙『マンチェスター・イブニング・ニュース』などが同選手のコメントを伝えている。

 現地時間29日に行われたプレミアリーグ第10節のバーンリー戦で、ユナイテッドは37本という記録的な数のシュートを放ちながらもゴールを奪えず、0-0のスコアレスドローに終わった。特にイブラヒモビッチは12本ものシュートを放ったがゴールネットを揺らすことはできなかった。

 開幕当初は順調にゴールを重ねていたイブラヒモビッチだが、最近10試合ではわずか1得点。6試合連続の無得点は、インテルに所属していた2007年以来で自己ワーストの記録となった。チームの不振の一因として、批判の声は強まっている。

 だがエレーラは「彼だけじゃない。僕ら全員がたくさんのチャンスを決められなかった」と述べ、イブラヒモビッチだけを特に批判の対象とするのは不当だと主張。「(イブラヒモビッチは)チームに大きなものをもたらしている。彼のおかげで生まれたチャンスもあった」と擁護し、「これからたくさんのゴールを決めることを疑ってはいない」と信頼を失っていないことを強調した。

 エレーラ自身は、バーンリー戦で2枚のイエローカードを受けて退場処分となった。警告を受けた2つのファウルは意図的ではなかったと主張している。「出場停止になる試合数を増やしたくはないので、不満は言いたくない。ただ言えるのは、ああいうファウルを犯すつもりはなかったということだ。僕は暴力的な選手じゃない」と語った。

 ユナイテッドはリーグ戦で4試合白星なしとなり、首位マンチェスター・シティと8ポイント差の8位に後退。今後はヨーロッパリーグのフェネルバフチェ戦を挟み、週末にはアウェイでスウォンジー・シティと対戦する。

【了】

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