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ミランMF、決勝弾FKを地震被災者に捧げる「苦しんでいる人々がいる」

text by 編集部 photo by Getty Images

ジャコモ・ボナベントゥーラ
ミランのジャコモ・ボナベントゥーラ【写真:Getty Images】

 ミランのMFジャコモ・ボナベントゥーラは、現地時間30日に行われたセリエA第11節のペスカーラ戦で記録した決勝ゴールを、イタリアで発生した地震の被災者たちに捧げた。試合後に伊メディア『スカイ』にコメントしている。

 欧州の中で地震の多い国であるイタリアでは、ここのところ震災が相次いでいる。8月にはイタリア中部で大規模な地震が発生し、300人近くが死亡する大惨事となった。26日にも2度の大きな地震が発生し、セリエA第10節のペスカーラ対アタランタ戦が一時中断された。

 さらに30日にもイタリア中部で、同国では1980年以来最大の規模となるマグニチュード6.6の地震が発生。幸い死者は確認されていないとのことだが、多くの負傷者や建造物倒壊の被害が出ている。

 地震の頻発している地域付近の出身であるボナベントゥーラは、ペスカーラとの試合後に被災地への思いを口にした。「今回の酷い地震で苦しんでいる同胞たちがいる。僕もあの地域の出身だから、彼らに思いを伝えたいと思っていた。これからチームとしても何か具体的なことができるようにしたい」と、地震被害者の救済に向けた活動に意欲を示した。

 ボナベントゥーラがペスカーラ戦で決めた決勝ゴールは、フリーキックから壁の下を抜くシュートで相手の意表を突いたものだった。ヴィンチェンツォ・モンテッラ監督が試合後に語ったところによれば、日本代表FW本田圭佑が練習中に同じようなシュートを決めており、ボナベントゥーラはそれを参考にした可能性が高いという。

【了】

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