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再び先発の岡崎、執拗なプレスで同点弾起点に。レスターは強敵トッテナムとドロー

text by 編集部 photo by Getty Images

岡崎慎司
レスター・シティの岡崎慎司【写真:Getty Images】

【トッテナム 1-1 レスター プレミアリーグ 第10節】

 イングランド・プレミアリーグ第10節が現地時間の29日に行われ、トッテナムとレスター・シティが対戦。前半終了間際にPKでトッテナムが先制したが、後半にレスターが追いついて1-1のドローに終わっている。

 前節クリスタル・パレス戦で今季初ゴールを記録するなど好パフォーマンスを見せ、ラニエリ監督へのアピールに成功したレスターのFW岡崎慎司は2試合連続の先発出場。前節はベンチスタートだったエースFWヴァーディーと2トップを組んだ。

 序盤から持ち味の精力的な走りを見せ、トッテナムにプレッシャーをかけていた岡崎は、33分にビッグチャンスを迎える。右サイドからのマハレズのクロスにヘディングで合わせたが、惜しくもゴールの上を越えて2試合連続ゴールはならなかった。

 トッテナムもその直後、右クロスに合わせたヤンセンのシュートがレスターのゴール前を横切る。レスターはCKからフクスが強烈なボレーを放てば、トッテナムはアリのシュートがクロスバーを叩く。両チームともに決定機が相次ぎ、先制点はどちらに生まれてもおかしくはなかった。

 前半終了間際に先手を取ることに成功したのはホームのトッテナムだった。フリーキックからゴール前に入れたボールが混戦を生み、ヤンセンがフートに引き倒されてPKを獲得。これをヤンセンが自ら決め、待望のプレミアリーグ初ゴールでチームに先制点をもたらした。

 だが1点ビハインドで折り返したレスターも、後半開始後すぐに同点とする。岡崎のプレスがワニアマのミスパスを誘い、このボールを拾ったヴァーディーが前線に持ち込んでクロスを折り返すと、最後はムサが押し込んでスコアは1-1に。

 岡崎が78分にベンチに下がったあと、87分にはトッテナムに勝ち越しのビッグチャンスが訪れるが、ヴェルトンゲンのヘディングはこの日2回目のクロスバー。チャンスの数ではトッテナムが上回ったがレスターも粘り強く戦い、終盤には逆転ゴールをうかがう形も生み出す。結局1-1のままタイムアップを迎えた。

 今季プレミアリーグのアウェイゲームでは4戦全敗だったレスターだが、ようやく初の勝ち点を獲得。トッテナムはリーグ唯一の無敗を守ったが、マンチェスター・シティやアーセナルとの勝ち点差は広がってしまった。

【得点者】
44分 1-0 ヤンセン(トッテナム)
48分 1-1 ムサ(レスター)

【了】

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