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ミラン指揮官、PSGの伊代表MF獲得に意欲か。過去に獲得に迫ったと振り返る

text by 編集部 photo by Getty Images

ヴィンチェンツォ・モンテッラ
ミランのヴィンチェンツォ・モンテッラ監督【写真:Getty Images】

 ミランのヴィンチェンツォ・モンテッラ監督は、パリ・サンジェルマン(PSG)のイタリア代表MFマルコ・ヴェッラッティの獲得を望んでいるのだろうか。29日付の伊紙『ガゼッタ・デッロ・スポルト』などが同監督のコメントを伝えている。

 中国資本によるクラブ買収が今冬に完了することになるとみられるミランは、その資金を活かした大型補強の最初のターゲットとして、ヴェッラッティに狙いを定めていると報じられていた。PSGのウナイ・エメリ監督のセビージャ時代の愛弟子であるFWカルロス・バッカとのトレードの可能性も予想されている。

 ヴェッラッティの代理人は、フランスメディアによる批判への不満から同選手が移籍する可能性を示唆しており、23歳の司令塔の去就への注目は強まっている。母国イタリアへの復帰は有力な選択肢となるかもしれない。

 モンテッラ監督は、フィオレンティーナの監督に就任した2012年夏に、ペスカーラに所属していたヴェッラッティの獲得を望んでいたと認めている。「獲得まであと一歩だった。私にとって一番のターゲットであり、金額について合意していた。だがPSGの方がより高額のオファーを出してきたんだ」と、PSGとの争奪戦に敗れたことを29日の会見で振り返った。

 ヴェッラッティがPSGを離れることになるのなら、同じく中国資本を得た宿敵インテルや、ユベントスなども獲得を争うことになるのではないかとみられている。モンテッラ監督は、今度こそお目当ての選手を手に入れることができるだろうか。

【了】

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