マンチェスター・シティのジョゼップ・グアルディオラ監督【写真:Getty Images】
マンチェスター・シティのジョゼップ・グアルディオラ監督は、昨年レアル・マドリーから監督就任の打診を受けていたという報道に対し、自分がマドリーに必要とされることはないという考えを述べた。28日の会見でのコメントを、『スカイ・スポーツ』など英複数メディアが伝えている。
グアルディオラ監督の伝記の著者であり友人でもあるマルティ・ペラルナウ氏はスペインメディアに対し、昨年11月にマドリーが同監督に誘いをかけてきたと明かしていた。当時チームを率いていたラファエル・ベニテス監督の後任として招聘することが可能かどうか、探りを入れる連絡があったという。
その時点でバイエルン・ミュンヘンを率いていたグアルディオラ監督は、すでにシティ行きが決まっているとして断りを入れたとされている。もし誘いを受けていたとすれば、かつて選手としても監督としても大きな成功を収めたバルセロナの宿敵を率いることになっていたかもしれない。
だが、やはりマドリー行きはあり得ないことだとしてグアルディオラ監督は否定的な見方を示している。「私はバルセロナのフォロワーだ。レアル・マドリーが私のような監督を必要とするとは思わないし、うまく合うとも思わない」と会見で語った。
過去にバルセロナとレアル・マドリーの両方で監督を務めた経験がある人物は2人しかいない。1940年代から50年代にかけて両クラブを率いたウルグアイ出身のエンリケ・フェルナンデス氏と、1991年から92年までマドリー、2003年に短期間のみバルセロナを率いたセルビアのラドミル・アンティッチ氏の2人だ。
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