レアル・マドリーのクリスティアーノ・ロナウド【写真:Getty Images】
先日中国2部の天津権健を1部昇格へ導いた2006年度のバロンドール受賞者であるファビオ・カンナバーロ監督は、現役時代に在籍していた古巣レアル・マドリーに所属するFWクリスティアーノ・ロナウドが今年度のバロンドール受賞者に相応しいと考えているようだ。28日付のスペイン紙『マルカ』が報じている。
この6年間、サッカー界の年間最優秀選手に贈られるバロンドールは国際サッカー連盟(FIFA)の「FIFA最優秀選手賞」と統合されて「FIFAバロンドール」となっていたが、今年度からは再び以前の『フランス・フットボール』誌主催のバロンドールへと回帰することになった。
バロンドールは、2008年以来バルセロナのFWリオネル・メッシとC・ロナウドの一騎打ちとなっている。このため度々選考基準が物議を醸し出しているが、それでもカンナバーロ監督はC・ロナウドが受賞すると考えているようだ。
カンナバーロ監督は、「間違いなくC・ロナウドが受賞するに相応しい」と述べると、「たとえ最近の試合でゴールを決めていなくても、今年彼が何をしたかを忘れてはいけない」とマドリーでチャンピオンズリーグを制覇し、ポルトガル代表でEURO2016優勝を成し遂げた同選手の功績を称賛。
そして、「(現バイエルン・ミュンヘンのカルロ・)アンチェロッティ監督は、彼がいれば常に1-0の有利な状況で試合が始まるといつも言っていた」と過去にマドリーを率いた知将の発言を引き合いに出しながらC・ロナウドが並外れた選手であることを強調した。
再び以前の選定方式に変更されるバロンドールだが、C・ロナウドが受賞最有力候補であるのは間違いなさそうだ。
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