マンチェスター・ユナイテッドのジョゼ・モウリーニョ監督は、元ドイツ代表MFバスティアン・シュバインシュタイガーに対する冷遇を続けている。27日に公開された今シーズンのユナイテッドの公式フォトからも、シュバインシュタイガーは“仲間外れ“にされてしまった。

　今季からユナイテッドを率いるモウリーニョ監督は、就任当初からシュバインシュタイガーを評価せず、トップチームの練習から外すなど戦力外として扱っていた。夏の移籍市場で退団することが濃厚とみられたシュバインシュタイガーだが、最終的にはユナイテッドに残ってポジション争いを続けていくことを決断した。

　ユナイテッドのヨーロッパリーグの登録メンバーからは外れる一方で、プレミアリーグの登録選手には含まれたシュバインシュタイガーだが、ポジションを争うどころかアピールのチャンスすら与えられていない。現在もコーチとともに練習場で1人でトレーニングすることを強いられており、トップチームのドレッシングルーム内のロッカーも片付けられてしまっているという。

　27日には2016/17シーズンのチームのオフィシャルフォトがデスクトップ用の壁紙としてクラブ公式サイトで公開されたが、そこにもシュバインシュタイガーの姿はない。9月に撮影されたという写真には、トップチームの選手として公式サイトに名前が掲載されている選手のうち、レンタルに出されている選手やU-23チーム所属の選手を除けばシュバインシュタイガー以外の全員が写されている。

　ユナイテッドでの今夏以来のシュバインシュタイガーへの仕打ちに対しては、ドイツ代表の元チームメイトなどから盛んに抗議の声も上がっている。MLS（メジャーリーグサッカー）への移籍が濃厚とも言われるシュバインシュタイガーは、不遇のままユナイテッドを去ることになるのだろうか。

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