サンダーランドのジャック・ロッドウェル【写真:Getty Images】
サンダーランドの元イングランド代表MFジャック・ロドウェルは、プレミアリーグで先発した試合で32試合連続未勝利という記録を更新し続けている。英メディア『スカイ・スポーツ』が26日に伝えた。
イングランド代表として3試合の出場経験もある25歳のロドウェルは、2014年夏にマンチェスター・シティからサンダーランドへ移籍。現在のクラブに加入して2年あまりが経過しているが、リーグ戦に先発出場して勝利を味わったことは一度もない。
サンダーランドに加入してから32試合に先発したロドウェルだが、その成績は15分け17敗。シティでの最後のシーズンとなった2013/14シーズンは1試合のみの先発出場でその試合に勝てなかったため、2013年5月以来3年半も先発での勝利を味わっていないことになる。
その間、決してチームが全く勝てなかったわけではない。サンダーランドは2014/15シーズンに7勝、2015/16シーズンに9勝を記録しているが、その全てがロドウェルが欠場または交代出場した試合だった。今季は9試合を終えて、チーム自体が1勝もしていない。
先発した32試合連続での未勝利は、プレミアリーグにおける最長記録だという。2位はダービーのDFダレン・ムーアが2007/08シーズンに記録した29試合。3位は、トッテナムでのキャリア初期にチームに“不運“をもたらす男だとされていた現レアル・マドリーのFWガレス・ベイルの22試合という記録だ。
勝ち点わずか2でプレミアリーグ最下位に沈むサンダーランドは、29日の第10節では好調アーセナルをホームに迎える。ロドウェルが先発で出場したとすれば、不名誉な記録に終止符を打つことはできるだろうか。
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