ルーカス・バスケス、アルバロ・モラタ、マルコ・アセンシオ【写真:Getty Images】
レアル・マドリーが誇る強力3トップのゴール数が伸び悩む一方で、カップ戦に起用された“控え組“3トップのゴール数がそれを上回った。27日付のスペイン紙『マルカ』が、“BBC“ならぬ“AML“の活躍を伝えている。
“BBC“と呼ばれるガレス・ベイル、カリム・ベンゼマ、クリスティアーノ・ロナウドの3人は、2013年にベイルの加入で結成されて以来ゴールを量産し、2度のチャンピオンズリーグ(CL)優勝を含むクラブの成功に大きく貢献してきた。だが、今季はまだ勢いに乗り切れていない。
3人が今季のここまでの公式戦14試合で記録したゴール数はいずれも4点。負傷により出遅れたC・ロナウドの不振なども影響し、3人合わせて12ゴールという数字にとどまっている。
現地時間26日に行われたコパ・デル・レイ4回戦1stレグ、3部のクルトゥラル・レオネサとの試合には、3人は出場しなかった。代わって3トップに起用されたのは、マルコ・アセンシオ、アルバロ・モラタ、ルーカス・バスケスの3人だ。
アセンシオとモラタがそれぞれ2点を奪う活躍もあり、マドリーはこの試合に7-1で大勝。これにより、アセンシオとモラタはいずれも今季の得点数を合計6点とし、ルーカスの1得点も含めて計13点となった。『マルカ』はこの3人の頭文字を取った“AML“が“BBC“を上回ったと伝えている。
アセンシオは今季から、ルーカスは昨シーズンからマドリーに加わった選手。モラタは過去にもマドリーでプレーしていたが、ユベントスで2年間を過ごして今夏から戻ってきた選手だ。“BBC“が勢いに乗れなくとも、その穴を埋められるだけの新たな力が台頭しているということだろうか。
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