レアル・マドリーのジネディーヌ・ジダン監督は、セルティックで活躍するU-21フランス代表FWムサ・デンベレに注目しているようだ。26日付の英紙『デイリー・レコード』が伝えている。

　デンベレは今年の夏にフラムからセルティックへと移籍。チャンピオンズリーグのマンチェスター・シティ戦で2得点、宿敵レンジャーズとのダービーマッチで2試合4得点を記録するなど、今季すでに21試合で15ゴールを量産する活躍を見せている。

　セルティック移籍前にも複数のビッグクラブからの関心が噂されていたデンベレについては、ジダン監督も高く評価している様子だ。「デンベレは、今の欧州で最も話題になっている若いストライカーの一人だ。だが、私は全く驚いてはいない。ずっと見てきたからね」と、自身の母国フランスの若手ストライカーについてコメントしている。

　今後の活躍により、サッカー界のレジェンドたちの域にも達するという予感をジダン監督は抱いている。「私はロナウド、（ティエリ・）アンリ、ラウールなど偉大なストライカーたちと一緒にプレーしてきた。大きな機会に勝利をもたらしてくれる選手たちだ。デンベレはすでにそういうところを見せている」と語った。

　デンベレは現地時間26日に行われたロス・カウンティ戦でも1ゴールを記録したが、この試合にはマンチェスター・ユナイテッドもスカウトを派遣していたと報じられている。今後はビッグクラブによる争奪戦が繰り広げられていくことになるかもしれない。

　だがジダン監督は、焦らずにセルティックで成長を続けていくべきだとアドバイスを送った。「ビッグクラブ行きが噂されるのは分かるし、最終的にはそれが彼の行き先になるだろう。だが今は全てを無視するべきだ。少なくとも今後1シーズンか2シーズンはセルティックにいるべきだ」と話している。その後は、自身の率いるチームに欲しいと考えているのだろうか。

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