マヌエル・ロカテッリ【写真:Getty Images】
昨季の低迷を脱しセリエAで4位につけるミランだが、好調の要因は選手たちだけでなくフロントの奮闘にもあるようだ。
伊『カルチョメルカート.com』によれば、ミランはMFマヌエル・ロカテッリに対するアーセナルからのオファーを拒絶していたという。主将のリッカルド・モントリーボが長期離脱中のいま、ミランの中盤を支えるのは間違いなく18歳の若手司令塔だ。
アーセナルはロカテッリが即戦力になると評価して獲得オファーを提示したものの、それを受け取ったミランはより高額な移籍金を要求して生え抜きの有望株を死守した。
その結果、モントリーボを欠く中盤でチャンスを得た18歳がミランをけん引し、今季の好調の象徴的存在に急成長を遂げた。フロントが財政難を理由に売却を決断していれば、昨季と同じような低迷が待っていただろう。
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