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モウリーニョ、”教訓”活かせず。審判に関する不適切発言で処分へ

text by 編集部 photo by Getty Images

ジョゼ・モウリーニョ
マンチェスター・ユナイテッドのジョゼ・モウリーニョ監督【写真:Getty Images】

 イングランドサッカー協会(FA)は27日、マンチェスター・ユナイテッドのジョゼ・モウリーニョ監督に不適切な発言があったとして、処分の対象とすることを発表した。

 処分理由となったのは、10月17日に行われたプレミアリーグ第8節のリバプール対ユナイテッド戦に先立ち、この試合に割り当てられた主審に関してモウリーニョ監督が行っていた発言だった。同監督の発言は不適切であり、試合に悪評をもたらすものであったと判断された。

 イングランド国内でも特に激しいライバル関係にある両チームの対戦を担当することになった主審は、マンチェスター出身のアンソニー・テイラー氏だった。この任命に対し、試合を前にしてリバプールファンや元審判などから異論が上がる状況となった。

 モウリーニョ監督はテイラー主審について、「良い審判だと思うが、誰かが意図を持って彼にそういうプレッシャーをかけていると思う。彼が非常に良いパフォーマンスを見せるのは難しいと感じられる」と述べ、試合に向けて同主審を取り巻く状況が理想的なものではないという見解を示した。

 過去にもたびたびFAから処分を受けているモウリーニョ監督としては、言葉を選んだ上での発言ではあったようだ。「私には私の見方があるが、発言に対して何度も処分を受けたことから教訓を得ている。だから何も言いたくはない」と付け加えていた。だが、監督に対しては審判についての発言を行うこと自体が認められておらず、結局は処分対象となることを回避できなかった。

 モウリーニョ監督には、現地時間10月31日18時までにFAに対し異議申し立てを行う権利が認められている。異議を行わないか、異議が認められなかった場合には、罰金やベンチ入り禁止などの処分を下される可能性がある。

【了】

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