ダビド・ビジャ【写真:Getty Images】
今年12月に35歳になるダビド・ビジャにスペイン代表復帰の可能性が浮上している。
スペイン紙『マルカ』によれば、23日に行われたMLSのレギュラーシーズン最終節を、スペイン代表のフラン・ロペテギ監督が現地で視察していたという。ビジャが所属するニューヨーク・シティFCはホームでコロンバス・クルーに4-1で勝利を収めた。
この試合で1ゴール1アシストを記録したビジャは、レギュラーシーズンで23ゴールを挙げてMLSの得点ランキング2位に入った。ニューヨーク・シティFCではキャプテンを務めて33試合に出場し、そのうち31試合はフル出場と年齢を重ねてもタフさは失われていない。
東カンファレンス2位のニューヨーク・シティはプレーオフの地区優勝決定シリーズ準決勝に進出しているが、仮にMLSカップ(プレーオフ決勝)まで戦っても12月10日にシーズンすべての公式戦を終えてしまう。
仮にスペイン代表復帰が実現するのならば、11月に行われるW杯予選のマケドニア戦と、イングランドとの親善試合になるだろう。3月の代表活動は新シーズン開幕直後のためコンディションが整わない可能性がある。
また復帰して試合に出場すれば、スペイン代表としては2年半ぶりのプレーを見ることができる。ビジャはこれまで代表通算97試合出場59得点を記録しており、100キャップ達成まではあと3試合だ。
現在のスペイン代表にはアルバロ・モラタやジエゴ・コスタ、パコ・アルカセル、アリツ・アドゥリスといったストライカーたちがいるものの、いずれもエースとしては決め手に欠く。ロペテギ監督はそこに勝者のメンタリティを有し経験豊富なビジャを復帰させ、チームの起爆剤にしようとしているのかもしれない。
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