マンチェスター・ユナイテッドのウェイン・ルーニー【写真:Getty Images】
マンチェスター・ユナイテッドのジョゼ・モウリーニョ監督は、キャプテンのウェイン・ルーニーをクラブから放出する決断を自分が下すことはないと主張している。23日付の英メディア『スカイ・スポーツ』が伝えた。
ユナイテッドの絶対的なエースとして長年君臨してきたルーニーだが、モウリーニョ監督のもとで厳しい立場に置かれている。今季プレミアリーグでは開幕から5試合に先発したあと、最近3試合はベンチスタートを強いられ、交代での出場にとどまっている状況だ。
モウリーニョ監督は、ルーニーを先発から外すのは難しい決断ではあるが、チームにとってそれがベストだと考えていると主張した。「特別なステータスを持った選手、レジェンドでさえある選手よりもチームの利益を考慮するというのは厳しいことだ。決断は正しいことも正しくないこともあるが、頭の中ではいつもチームにとって最高の決断だと考えている」と語った。
それでも、ルーニー自らが望まない限り、他クラブに売却する決断を下すことはないと断言。「私がそういう決断を下すことは絶対にない。彼のような立場の、クラブの歴史を築いてきた選手であれば、クラブや監督がそういう決断を下したいと望む段階に至ることはない」と話している。
ユナイテッドは現地時間23日に行われるプレミアリーグ第9節の試合でモウリーニョ監督の古巣チェルシーとアウェイで対戦する。ルーニーは練習中に筋肉を痛めたとのことで、いずれにしてもこの一戦を欠場することが見込まれている。
【了】