相手は最下位。CL圏内浮上へ勝利は絶対条件
勝ち点3が必須になる。2016年10月22日のブンデスリーガ第8節、ボルシア・ドルトムントはアウェイでインゴルシュタットと戦う。
21日の前日会見で、トーマス・トゥヘル監督は「決して最下位のチームではない。とてもインテンシティの高いゲームになる。勇気ある大胆な相手だ」とインゴルシュタットを警戒した。
インゴルシュタットは現在ダントツの最下位だ。7試合を終えて、獲得した勝ち点は1ポイント。昇格1年目の昨季は見事1部残留を果たしたが、前監督ラルフ・ハーゼンヒュットルはRBライプツィヒに引き抜かれ、チームはコンセプトを見失ってしまったようだ。前節ケルン戦でも見せ場は19分にアモルグ・コヘンのシュートがクロスバーを叩いたぐらい。ケルンを相手に闇雲に引いたが、FW大迫勇也の“2アシスト”の前に沈んだ。
よってインゴルシュタット戦において、勝ち点3の獲得は絶対条件になるだろう。もちろんトゥヘルが警戒するように、どんなゲームでも油断は許されないが、最下位のチームに敗れることは、それ以上に許されない。リーグ戦では2戦連続のドローが続いたことで、現在ドルトムントはCL出場圏外の5位。これ以上順位がズルズルと後退することは避けなければならないだろう。
そして会見でトゥヘルが語るところによれば、香川真司は20日の木曜日に体調がすぐれなかった。練習を予定より早く切り上げたのだという。よって会見の時点では、インゴルシュタット戦での香川のメンバー入りは確実ではないようだ。一方で負傷離脱していたアドリアン・ラモスとゴンサロ・カストロが戦列に復帰し、インゴルシュタット戦でメンバー入りするのだという。
こうしたコンディション面を考慮すれば、インゴルシュタット戦におけるインサイドハーフのポジションで先発するのは、マリオ・ゲッツェとカストロということになるだろうか。体調次第ではあるが、香川はベンチスタートが予想される。