バイエルンCEOのカール・ハインツ・ルンメニゲ【写真:Getty Images】
バイエルンCEOのカール・ハインツ・ルンメニゲは才能ある若い選手を青田買いするプレミアリーグのクラブを批判している。21日、英紙『ガーディアン』が伝えている。
来年の夏に新たなユースアカデミーを設立するバイエルン。ルンメニゲCEOは他国からの選手の獲得には「モラル」が必要だとの見解を示している。
「我々はイングランドがするように10歳、11歳の選手をミュウヘンに連れてくることはしたくない」とプレミアリーグの青田買いを”誘拐”という言葉を用いて批判。
ルンメニゲCEOはドイツ、バイエルン州といった地元出身の選手の才能に期待を寄せており「我々の優先順位はドイツ、バイエルン州にある。未来を担う選手たちはリオではなく、ローゼンハイム(バイエルン州の自治体)多くいる」と語っている。
近年移籍市場で大きな成功を収めているバイエルンであるが、チームの中軸を担ってきたのはフィリップ・ラーム、トーマス・ミュラーといったクラブの下部組織出身の選手たち。新たなアカデミーから未来のドイツ代表、バイエルンを背負う選手たちが誕生することになるかもしれない。
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