北朝鮮に敗れたリトルなでしこ【写真:Getty Images】
【北朝鮮 0-0(PK戦:5-4) 日本 U-17女子W杯 決勝】
FIFA U-17女子ワールドカップ決勝が現地時間の21日に行なわれ、日本代表は北朝鮮代表と対戦。PK戦の末、宿敵・北朝鮮に敗れている。
2014年大会でスペインを下して優勝を収めた日本代表は史上初の大会2連覇が懸かる一戦で宿敵である北朝鮮と激突した。楠瀬直木監督は運命の一戦をベストメンバーで挑む。日本代表の先発メンバーは以下。
GK:田中桃子
DF:脇阪麗奈
DF:高平美憂
DF:冨田実侑
MF:宝田沙織
MF:宮澤ひなた
MF:長野風花(主将)
MF:菅野奏音
MF:北村菜々美
FW:植木理子
FW:高橋はな
序盤から主導権を握る日本は植木を中心にチャンスを作っていく。19分には直接FKからのこぼれ球に高橋かなが詰めるも、相手に当たりわずかにゴール右にそれる。さらに35分には植木が中央を相手DF4人を引き連れドリブル突破。そのまま自分自身でシュートを放つも、ここはGKが防ぐ。
前半終了間際、北朝鮮にビッグチャンスが訪れる。ハーフウェイラインからのロングフィードにリ・ヘヨンが反応。DFとGKの間に巧みに入りヘディングを放つもシュートは枠を捉えられない。そのまま前半は0-0で終了する。
67分、楠瀬監督はDF冨田実侑に替えてDF金勝里央を投入する。38分、コーナーキックから宝田がヘディングを放つも、ここもGKが防ぐ。そのまま0-0で90分が終了。試合はPK戦にもつれ込む。
お互い3人が決めた4人目、日本は金勝がゴール上空に大きく外してしまう。その後北朝鮮の4人目クム・ヒャングが決めて日本は追い詰められる。
5人目はキャプテンの長野。ここはGKに触れられるも押し込んだ。北朝鮮最後はクム・ヒョンギが決めて試合終了。日本はU17女子W杯二連覇にはならなかった。
【了】