ゴンサロ・イグアインとジャンルイジ・ドンナルンマ【写真:Getty Images】
現地時間22日に行われるセリエA第9節の試合で対戦するミランとユベントスの先発予想メンバーの価値の総額には、約4倍の開きがあるという。21日付の伊紙『ガゼッタ・デッロ・スポルト』が動画で紹介している。
ともにイタリアの名門クラブであるミランとユーベは、5ポイント差の3位と1位という状況で激突。まだシーズンの序盤戦とはいえ、久々に両チームが順位表の上位に位置する状況での対戦となる。
だが、リーグ5連覇中の王者ユーベの先発11人の価値は、ここ数年低迷が続いているミランの4倍にも達するとのことだ。ユベントスは今季ナポリから巨額の移籍金で獲得したFWゴンサロ・イグアインの9000万ユーロを筆頭に、総額2億4780万ユーロ(約280億円)。一方のミランはFWカルロス・バッカの3000万ユーロが最高で、合計は6600万ユーロ(約75億円)でしかない。
ただし、これは各選手の現在の市場価値ではなく、それぞれのクラブに加入した際に実際に支払われた移籍金の額の合計で算出されている。従って、ミランのGKジャンルイジ・ドンナルンマやMFマヌエル・ロカテッリなど、下部組織出身の選手の金額はゼロ。フリートランスファーで獲得した選手もゼロということになる。
現在のユーベのメンバーがミランと比較して豪華だとは言えるとしても、ある意味では若手が台頭するミランの育成の成功や、フリーや低価格で選手を獲得する“商売上手“を表しているデータだとも考えられるかもしれない。
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