ローマのフランチェスコ・トッティ【写真:Getty Images】
先月には40歳を迎えたローマの元イタリア代表FWフランチェスコ・トッティだが、衰えるどころかますます輝きを増していくかのようだ。欧州サッカー連盟(UEFA)も同選手に特別な敬意を表している。
現地時間20日に行われたヨーロッパリーグ(EL)グループステージ第3節のオーストリア・ウィーン戦では、トッティは先発でフル出場。欧州カップにおける通算100試合出場を達成した節目の試合で、2アシストの大活躍を見せた。
1-1で迎えた34分には、右足アウトでの絶妙なラストパスを前線に送り、FWステファン・エル・シャーラウィの逆転ゴールをアシスト。69分にも左サイドからのクロスでMFアレッサンドロ・フロレンツィのゴールをお膳立てしてみせた。だがローマはその後2点を奪われ、結局3-3のドローで試合を終えている。
もはや生きる伝説となったトッティに対し、UEFAも特別な形で称賛を示した。古代ローマの剣闘士に扮したトッティのイラストを準備し、大会の公式ツイッターアカウントで投稿。「ローマのグラディエーター、ブラボー!」と同選手の欧州カップ通算100試合出場を祝福している。
MF瀬戸貴幸の所属するアストラ・ジュルジュと対戦した前節の試合でも圧巻のプレーを披露していたトッティは、UEFAの公式データによればELのここまでの3試合で5アシストを記録。大会アシストランク単独首位に立っている。
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