マンチェスター・ユナイテッドのポール・ポグバ【写真:Getty Images】
マンチェスター・ユナイテッドは、現地時間20日に行われたヨーロッパリーグ(EL)グループステージ第3節のフェネルバフチェ戦にホームで4-1の勝利を収めた。ジョゼ・モウリーニョ監督は、この試合で獲得した2本のPKについて試合後に英メディア『BTスポーツ』にコメントしている。
フェネルバフチェ戦では、ここのところ先発を外れていたキャプテンのウェイン・ルーニーが公式戦5試合ぶりに先発復帰。だが前半にMFフアン・マタが倒されてPKを獲得すると、これを蹴ったのは長年ユナイテッドのPKキッカーを務めてきたルーニーではなく、MFポール・ポグバだった。
モウリーニョ監督は、「1人目のPKキッカーはポールだった。我々はそう決めていたんだ」と試合後にコメント。今季はFWズラタン・イブラヒモビッチがPKキッカーの1番手となっていたが、この日欠場したイブラヒモビッチに次ぐ2番手は昨季までのキッカーだったルーニーではなく、ポグバだという考えを示した。
だが、ポグバ自身の見方は少々異なる。「僕かウェインかどちらかだったけど、彼は僕に蹴らせてくれた」と、ルーニーではなく自分が蹴ることは決定事項ではなかったとうかがわせている。「彼のような選手に任せてもらえることはすごく嬉しい」とルーニーへの感謝の思いを口にした。
ポグバが1本目のPKを決めた数分後に再びユナイテッドがPKを獲得すると、今度はFWアントニー・マルシアルが蹴って成功させた。指揮官は「おそらくマルシアルが獲得したからだろう。彼も良いPKキッカーだ。私は示唆を与えはするが、ピッチ上では選手に自由を与えているので何も問題はない」と述べている。
ポグバはその後、前半終了間際に強烈なミドルシュートでチームの3点目も記録。ユナイテッドは最終的に4-1の勝利で試合を終えている。
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