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“点取り屋”エジルの変化を喜ぶヴェンゲル「ゴールの味を覚えたようだ」

text by 編集部 photo by Getty Images

メスト・エジル、アーセン・ヴェンゲル
メスト・エジルとアーセン・ヴェンゲル監督【写真:Getty Images】

 アーセナルのアーセン・ヴェンゲル監督は、持ち味のアシストに加えてゴールも量産し始めたMFメスト・エジルの変化を喜んでいる。19日付の英メディア『ESPN FC』などが同監督のコメントを伝えた。

 現地時間19日に行われたチャンピオンズリーグ(CL)グループステージ第3節のルドゴレツ戦で、エジルは後半だけで3ゴールを記録し、6-0の大勝に大きく貢献。ユース時代にハットトリックの経験はあるが、プロでは自身初のハットトリックとなった。

 アシストの名手と知られるエジルだが、これまで決してゴール数は多くはなかった。だが今季はプレミアリーグでも7試合出場ですでに3ゴールを記録。先週末のスウォンジー・シティ戦で決勝ゴールを決めた際には、ヴェンゲル監督はエジルが「練習では好きなように決めている」として、試合でももっとシュートを打つべきだと主張していた。

 その指示がすぐさま実行に移されたことに、指揮官は満足している様子だ。試合後には「ゴールの味を覚えたようだ。(ディフェンスの)裏へ走り込むことが多くなったからね。以前の彼は、ボールを貰いに行って(ラストパスを)供給することだけを好んでいた」とコメントしている。

「彼には供給者と点取り屋の両方になってほしい。徐々にそういうバランスの良さに向かっているようだ」とヴェンゲル監督。チーム全体としてもゴールが増加していることについては、自信の高まりやバランスの向上、チャンス数の増加、ラストパスやフィニッシュの質の改善など様々な要因が考えられると述べた。

 エジルの活躍もあり、アーセナルはこれで公式戦7連勝と好調。CLでは3試合で勝ち点7を獲得し、早ければ次節にも決勝トーナメント進出を決めることができる。

【了】

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