AFC U-19選手権に出場しているU-19日本代表【写真:佐藤博之】
バーレーンで開催中のAFC U-19選手権で、U-19日本代表は現地時間20日にグループステージ最終節のU-19カタール代表戦を戦う。確実に決勝トーナメントへ進むためには、勝利または2-2以上のスコアでの引き分けが必要だ。
U-19日本代表はグループCの初戦でイエメンと対戦し、3-0で勝利。続くイラン戦にも勝てば準々決勝進出が決まる状況だったが0-0のドローに終わり、勝負はグループ最終節へ持ち越された。
勝ち点4の日本はカタールと並び、得失点差でグループ首位に立っているものの、決して安心できる状況ではない。カタールに勝てばグループ首位で文句なしの首位通過となるが、0-0や1-1の引き分けに終わった場合、もう1試合のイラン対イエメンの結果次第でグループ敗退となる危険もある。
イランがイエメンに勝ち、日本とカタールが引き分けたとすれば、イエメンを除く3チームが勝ち点5で並ぶ。この場合、レギュレーションにより3チーム間の対戦成績で順位が決まる。3チーム間の対戦は全て引き分けに終わったことになるので勝ち点と得失点差では差がつかず、総得点での争い。カタールとイランの対戦は1-1で引き分けているため、日本とカタールが0-0なら、当該国間の総得点はカタールとイランが1、日本のみ0であり、グループ3位での敗退となってしまう。
日本とカタールが1-1の引き分けなら、当該国間の総得点2のカタールが首位通過となり、日本とイランは総得点1で並ぶ。次に問題となる日本とイランの2チーム間の対戦成績も互角なので、グループ全体での得失点差で競う。日本は現在+3、イランはゼロであり、イランがイエメンに対して3点差以上で勝ったかどうかで順位が決まる。日本とカタールが2-2以上の引き分けなら、イランが何点差で勝とうともカタール1位、日本2位となる。
グループDは1試合を残してウズベキスタンの首位通過が確定済み。日本がグループ2位で準々決勝に進めば次の相手はウズベキスタン、1位で準々決勝に進めばオーストラリアとタジキスタンのいずれかが対戦相手となる。その準々決勝に勝てば、5大会ぶりとなる悲願のU-20W杯出場権獲得。2020年東京五輪に繋がる世代だけに、世界大会での戦いはぜひとも経験しておきたいところだ。
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