韓国の国旗【写真:Getty Images】
バーレーンで開催中のAFC U-19選手権は現地時間19日にグループステージ第3節が行われ、グループAではサウジアラビアが韓国に2-1、バーレーンがタイに3-2で勝利を収めた。この結果、バーレーンとサウジアラビアが準々決勝進出を決めている。
バルセロナBに所属するFWペク・スンホを擁する韓国は、タイとバーレーンに対して連勝を収め、有利な状況で最終節を迎えていた。だがサウジアラビアに対しては先制しながらも逆転を許し、1-2で敗戦。3チームが勝ち点6で並んだが、当該国同士の対戦成績によりバーレーンとサウジアラビアが1位と2位で勝ち進み、韓国が3位で敗退となった。
今大会は来年開催されるU-20W杯の予選を兼ねているが、本大会の開催国である韓国は自動的に出場権を獲得しており、この敗退によって世界の舞台で戦う機会を逃すことはない。だが、韓国を除いて4チームにU-20W杯出場権が与えられるレギュレーションのため、この結果は大会の他のチームにも影響を与えることになる。
準決勝まで勝ち進んだチームはU-20W杯に出場することができるが、その中に韓国が含まれていた場合は1つ枠が余ることになるため、準々決勝で敗れた4チームによるプレーオフでもう1チームのW杯出場国を決める予定となっていた。だが韓国の敗退により、準決勝に進んだ4チームにそのままW杯出場権が与えられ、”敗者復活戦”は開催されないことが決まった。
グループCのU-19日本代表は、20日にグループ最終節のカタール戦に臨む。8強進出を果たした上でもう1勝を収めれば5大会ぶりのU-20W杯出場となるが、準々決勝で敗れた場合には復活の可能性は残らず、その時点で大会は終了しW杯出場を逃すことになる。
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