自分自身に課した「結果」
感慨のようなものはない、というよりは、感傷のようなものに浸っている暇はない、と言った方が正しいのかもしれない。スポルティング戦で先発の座を掴んだからといって、これからも先発出場が続く保証はどこにもない。
香川は自分自身に「結果」を課した。しかしアシスト、ゴールという「結果」を残すことはできなかった。
「最後の局面でどうやってシュートまで持ち込むかっていう意味では、改めて課題も生まれたし、それはもう日々続けていかなきゃいけないので、本当に地道にやっていくしかないのかなあと思います」
48分には、ゲッツェやオーバメヤンとのコンビネーションでゴール前に飛び込んだが、「シュートまで持ち込む」ことができなかった。
バイタルエリアで好機を演出するだけでなく、ペナルティエリアに飛び込んでフィニッシュにも絡んでいく。そういった意味でも「改めて課題も生まれた」試合だった。
「そこのスピードアップであったり、アグレッシブさっていうのは、やっぱりもっと求めていかなきゃいけないと思います」