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香川真司 8年前

香川、今季CL初出場も納得の表情なし。「何かに浸るわけではない」。自ら課した「結果」というハードル

text by 本田千尋 photo by Getty Images

自分自身に課した「結果」

 感慨のようなものはない、というよりは、感傷のようなものに浸っている暇はない、と言った方が正しいのかもしれない。スポルティング戦で先発の座を掴んだからといって、これからも先発出場が続く保証はどこにもない。

 香川は自分自身に「結果」を課した。しかしアシスト、ゴールという「結果」を残すことはできなかった。

「最後の局面でどうやってシュートまで持ち込むかっていう意味では、改めて課題も生まれたし、それはもう日々続けていかなきゃいけないので、本当に地道にやっていくしかないのかなあと思います」

 48分には、ゲッツェやオーバメヤンとのコンビネーションでゴール前に飛び込んだが、「シュートまで持ち込む」ことができなかった。

 バイタルエリアで好機を演出するだけでなく、ペナルティエリアに飛び込んでフィニッシュにも絡んでいく。そういった意味でも「改めて課題も生まれた」試合だった。

「そこのスピードアップであったり、アグレッシブさっていうのは、やっぱりもっと求めていかなきゃいけないと思います」

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