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「代表チームは頭を鍛えろ。ベンゼマは悪い手本」フランス大統領が強烈ダメ出し

text by 編集部 photo by Getty Images

カリム・ベンゼマ
レアル・マドリーのカリム・ベンゼマ【写真:Getty Images】

 フランスのフランソワ・オランド大統領は自身の本を通じ、同国の代表チームに強烈なダメ出しを行った。17日、スペイン紙『アス』などが報じている。

 先ごろ、フランスで出版された『大統領はそれを言うべきではない』という一冊の本。これは仏紙『ル・モンド』の2名の記者の手によるオランド大統領について書かれた本だ。

 この中で、オランド大統領がスポーツについて語っている章があり、その中で同大統領は「フランス代表には、代表チームと国家への忠誠心がない。この代表チームには、規範や大した価値もない物騒な地域からやって来た人間がおり、そして彼らはすぐに海外へと移籍してしまう。教育のない子供が、リッチなスターとなるのだ」と述べている。

 そして、チームメイトへの恐喝事件で代表から遠ざかっているFWカリム・ベンゼマについては「彼はモラル的に手本にならない」と一刀両断。またフランスサッカー協会に向けては「練習を減らして、脳の強化をする講義を行うべきだ」と皮肉を送っている。

 過去にも、ベンゼマの恐喝事件について批判的な言及を残したこともあるオランド大統領。今回もまたフランスサッカー界に向けた強烈な批判を展開している。既にフランス国内では話題とされているこれら発言だが、今後各方面からどのようなリアクションが出るのか注目される。

【了】

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