マウロ・イカルディ(右)とマリオ・マンジュキッチ(左)【写真:Getty Images】
フランスの覇権を握って離さないパリ・サンジェルマン(PSG)は次なる新戦力候補に、マウロ・イカルディとマリオ・マンジュキッチの2人を物色しているという。仏紙『Le10 Sport』の報道として、イタリア複数メディアが伝えた。
PSGが新たなストライカー獲得に動くのには理由がある。それは今夏獲得した新戦力が軒並み期待を裏切っているからだ。ニースで復活を遂げたハテム・ベン・アルファはいつまでもチームに馴染めず、レアル・マドリーから鳴り物入りで迎えられたヘセ・ロドリゲスはパリでの放蕩ぶりが報じられ、いまだにリーグ戦はノーゴールと散々な出来に終始している。
そこで早くても冬にも孤軍奮闘を続けるエディンソン・カバーニを支える得点源の確保に向かうという。イカルディに至ってはインテルとの契約を延長したばかりだが、先日発売した自伝の内容によってファンとの確執が表面化しており、PSGはその動向を注視していると見られる。
一方のマンジュキッチはユベントスでくすぶっており、今季はまだゴールを挙げられていない。ゴンサロ・イグアイン加入の影響をもろに受けており、パウロ・ディバラとのアルゼンチンコンビを脅かす存在になれていない。
PSGはイカルディやマンジュキッチ以外にもセルティックで大ブレイクを遂げた20歳のFWムサ・デンベレなど有望株にも関心を示しているという。ズラタン・イブラヒモビッチを失い、リーグ戦でも2位に甘んじる現状を変えるために絶対王者は必死だ。
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